湯元齋藤別館は昭和8年に5代当主が
賓客をもてなす為に湯元別荘として建てられました。
平成7年には改修されてますが、
古い建物の良さは残されています。
客室数11室(和室10室、洋室1室)のこじんまりとしたお宿です。
なっちーは大きなホテルより
こじんまりとしたお宿が大好きです。
姉妹館の「湯元齋藤旅館」「煤香庵」への湯めぐりも無料でできます。
宿のスタッフの方がみなさんとても感じがよく
何かあるたびに
「ごゆっくり お過ごしくださいませ。」
と挨拶されるのがとても癒されました。
基本情報
- 住所:長野県松本市安曇白骨温泉4200
- 電話:0263-93-2244
- 営業期間: 4月末〜11月中旬
昔ながらの古い趣のある建物です。
3時過ぎに宿に着くと、玄関先でお出迎えしてくれており、
車は玄関先で停めて荷物を運び入れると
宿の人が駐車場まで運んでくれます。
リッツカールトンにもこんなバレーサービスがあったけど
当たり前のようにしてくださいました。
水道をひねると山の清水がでてきます。
Wi-Fiはロビー付近しかありません。
温泉
自噴泉湯元1号泉を薬師堂の下より引湯しており
50度の源泉を250m引湯して浴槽に注ぎ込むと
40~42度のゆっくり入りやすい温度の
かけ流しの湯が湯舟に溢れます。
飲泉もでき、胃腸によいと言われています。
齋藤別館には男女別の内湯と
貸し切り風呂の3つの浴槽があります。
3つとも木で作られたシンプルな浴槽です。
壁も床も全て木で造られており、
やすらぎが感じられます。
貸切湯
貸切湯は空いていれば予約なしで利用することができます。
それほど大きくはありませんが
落ち着いて入ることができます。
源泉がこんこんと流れ出ています。
洗い場も洗面器置き場も木で造られています。
内から鍵をかけるので鍵付きロッカーは不要です。
女性専用内湯
内湯は全て木で作られています。
しぶ~い ひなびた感もあって
なっちー好みです。
浴槽はそれほど大きくはないですが、
こじんまりしたお宿なので
ほとんど貸切り状態で浸かっていました。
それがこじんまりとしたお宿のいいところです。
洗い場は二つだけです。
湯桶を置く台も木で作られています。
脱衣室は鍵のかかるロッカーはありません。
男性用内湯
男性の浴槽の方が少し大きいようです。
なっちーが行ったときは3時過ぎで
まだ浴槽にお湯がたまっておらず
かけ流しのお湯が流れ出ていませんでした。
普段はお湯が排出される溝です。
このように石灰の析出物がいっぱいついています。
お部屋
今回は10畳の角部屋でした。
10畳の寝室と、4畳の控室、それに廊下、風呂、トイレ、洗面所と
とても広いお部屋でした。
お部屋のお風呂は温泉ではありません。
10畳の和室です。
4畳の間です。
荷物を置いたり、ちょっとしたゆとりの空間です。
素晴らしい温泉があるので
お部屋のお風呂は 全く入りませんでした。
洗面台も広々としてました。
床の間の建具です。
今こんな建具を作れる職人さんは少ないでしょう。
お部屋にあった火鉢です。
しぶいです。
こちらは食堂前にあった美しい火鉢です。
昔はこれで暖をとってたんでしょうね。
お料理
今回はお料理をグレードアップしたスペシャルプランをお願いしました。
メニューです。
最初に出てきたおすましと岩魚の塩焼きです。
お魚は熱々でした。
こじんまりとしたお宿だからこそできる
熱々料理です。
大きなホテルになると、
厨房から食堂までの道のりが長いし、
多くの揚げ物をする間に冷めてしまいます。
信州名物のお蕎麦です。
冷たい茶碗蒸し
てんぷらがこれもまた熱々です。
デザートです。
朝食です。
小鍋はとろろ鋳物しゃぶしゃぶです。
白骨温泉名物の温泉がゆもあります。
朝食はちょっと物足りなかったです。
お料理のレベルアップは夕食だけみたいです。
お食事処の建具もまた素晴らしい細工がありました。
建具の周囲も塗りになっていました。
感想
今回はお料理をランクアップした
スペシャルプラン(約22,000円)でした。
お部屋、温泉、お料理、湯めぐりととても満足できる内容でした。
それになんといっても 宿のスタッフの方の対応が素晴らしかったです。
わからないことを聞くと、とても丁寧に教えてくださり
またとても静かな口調で話されます。
そのせいかお客さんもみなさん静かでした。
「ごゆっくり お過ごしくださいませ。」と言われるたびに
やすらぎを感じました。
本当にゆっくり過ごすことができました。
また是非お泊りしたい宿です。
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